サン・セバスチャン食い倒れの街1

噂には聞いていたスペインのサン・セバスチャン。やっと行くことができました。
どんな噂かというと、バールごとにオススメのピンチョスがあるのでそれをつまんでは飲み、別の店に行ってそれをつまんでは飲み、さらに別の店に....という具合に、お腹具合に合わせてバール巡りができる街、です。
楽しそうでしょう?
いろんなものをちょっとずつ食べたい私にはうってつけ。
このサン・セバスチャンという街は売りが食べ物。
ピンチョスはバスク地方にあり、フランコ政権が終わった時に今まで禁止されていたバスク語をまた使うようになったということで街中にはスペイン語とバスク語の両方の表示があります。

ここでのおつまみの総称で使われるピンチョスというのもバスク語です。オリーブなどを串に刺してつまみで出していたので、元々は「串」という意味だそうです。
スペインといえば思い浮かべるのがタパスですが、こちらは蓋という意味のタパーから来ているそうで(虫がたからないようににおつまみに蓋をした)、そういえば、日本ではタッパーウエアというのがありますが、あれも蓋か〜とサン・セバスチャンで閃いた私。遅いか?とにかく、どちらも小皿料理です。小皿料理ブラボー。

ロンドンからは飛行機でビルバオに飛んで、そこからバスで1時間15分でサン・セバスチャンに着きます。
我が家からロンドンのスタンステッド空港まで車で1時間半かかるので、計算すると飛行機より、車移動の時間の方が長い。
到着は夕方だったので、飛行機の後は疲れているはずだから最初は座ろうということでその日のバールはテーブルを予約しておきました。
お店のサイズにもよりますが、バールでピンチョスをつまむ時はほぼ立ち食い立ち飲みです。

テーブルについて、テイスティングメニューを注文。店の名前が書かれたレコードの形のテーブルマットが素敵です。



甘いオリーブとピクルス。




なんとイカスミのフライ。初めて食べました。美味しい。



これも初めて食べたイソギンチャクのフライ、タイガーミルク添え。意外と美味しい。
タイガーミルクはセビーチェをマリネした時のつけ汁で他の料理にも使われるのですと。


パリパリしたイチゴ味のウェハース状のものに乗ったサバとゴートチーズ。
うまし。サバビアン。



マグロとスイカ。これも意外な組み合わせ。これもうまし。今度家で作ってみる。



インゲンと黒い何かはオリーブ。赤いのはマグロのチップ。
下はジャガイモのピュレ。

一見デザートですが塩味。
下はトマト、真ん中はベシャメルソース、上に乗っているのは豚の皮のカリカリ。


ふたを開けると


ジャガイモのヌードル。人参ゼリーを混ぜて食べる。上に乗っているのはリーク。



うずら。手づかみでどうぞ。

スイートブレッド、カプチーノ添え。
スイートブレッドは子牛、子羊の膵臓。
カプチーノはコーヒーでなく泡が乗ったブロス。

デザート1
ベルモットのシャーベットとオレンジ

デザート2
ドライフリーズ状のベリーにライスミルクを自分でかける。



パッケージが可愛かったのでこっそりお持ち帰りしようとカバンに入れたのですが、
お店の人に没収されました。企業秘密らしい。残念!!!             



















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