心引き裂かれる瞬間

近所の薬屋さんでお買い物。
お財布の中の細かいのを使ってしまおうと小銭をかき集めていたら、あららん。
1ペンス硬貨が床に落ちてしまった。
と、私の後ろに並んでいた小学生の男の子が這いつくばって落ちた硬貨を拾ってくれた。
でもそれは1ポンド硬貨。
一瞬、その親切な男の子に「私が落としたのは1ペンス、君が拾ったのは1ポンド。その1ポンドは君のものよ」と言ってあげたかったのだが、待てよ。
ここは店内。
だから落ちていたものはお店のものになり男の子のものにはならない。はず。
硬貨はお客さんが落としたのか店の人が落としたのかも不明。
なので、「ありがとう」とにっこり笑って1ポンド硬貨を受け取る私。
一瞬の罪悪感。
すぐ消えたけど。
いつか巡り巡ってこの親切な男の子に私の落とした1ペンス硬貨が行き着きますように。
と祈っておこう。



このブログの人気の投稿

いつかの年越し 

人種差別初体験

誰かに似た声