あっという間に8月

日本に3ヶ月いたので、どうしてもその失われた3ヶ月が実感として湧かず、え?何故もう8月?というびっくり感が否めない。気分はタイムトラベラー。

ってなことは置いといて、帰ってきたばかりという気分がまだ強いのでこの夏は大きな旅行はせず、車で2時間くらいのところに2泊。

行き先はケントです。といってもケントは広い。


泊まったところはWestwellというところにあるマナーハウス。
プールがあって、スパなどができますが、マッサージより水泳の方が効くのがわかっているのでひたすら泳いでました。

そして近隣にあるナショナルトラストの建物や庭なども見学。

今回初めて訪れたのがあまりにも有名な庭、シシングハースト。
ヴァージニア・ウルフの恋人としても有名なヴィダ・サックビルが夫と共に作り上げた庭です。






花か葉っぱか?不思議な植物。







この城はウィリアム征服王の時代に牢屋だったお城だそうな。

私たちが宿泊したマナーハウスはゴシックっぽく見えるけど19世紀以降に修復されたので実は新しい(といってもイギリス的に)。ちょっと廃墟っぽい庭もそういうのが18〜19世紀にはやっていたので、本当の廃墟ではない。





ウィリアム・モリスが自分のために作った家、レッドハウスも今回初。ロンドンとケントの境界あたりにあるベックリー・ヒースというところにあります。今でこそ周りは住宅地ですが、当時は何もないところで、何故彼はこんなところに家を建てたのかというと、ここはカンタベリーへ行く巡礼者の通る道だったから!モリスは立派な中世オタクですね。

当たり前だけど壁紙は全てウィリアム・モリス。



            モリスとロセッティの手描きの戸棚。



       正面玄関ドアのステンドグラスはモリスのものではないそう。
       
     のちの所有者が白く塗ったらしい。元はもっと暗い色。茶色だったか??






     この模様は手描き。そして一つだけニコニコマークが入ってます。






         モリスとロセッティとウェブによる手描きの窓。




この白い部分も後で塗られたもの、オリジナルは茶色なのでかなり暗い。
塗りたくなる気持ち、ちょっとわかります。この棚にはロセッティの描いた扉があったそうですが、お金に困ったロセッティが扉を外して持ち去り、現在はオタワの美術館にあるそうです。


これがオリジナルの色と扉付き。



                                                                これも手描き。





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